OUTERSUNSET

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OUTERSUNSETが紡ぐ物語 <STORY>
Vol.1

一緒に成長できるブランドでありたい

2020.10.30

<STORY>は、ブランドとお客さまを繋ぐ糸のようなもの。分かち合いたいスタイルや丁寧に伝えたい想い、そして服や、そこから広がる美しいアイテムについてなど、OUTERSUNSETの織りなす世界観を綴っていきます。
1回目は、スタートして3年、改めて、ディレクターの辺見えみりがブランドについて語ります。

「自分の目の届く範囲でじっくり向き合いながら、自分の理想とする形のブランドを責任持ってやっていきたい。そう思い、立ち上げたのがOUTERSUNSETです。実はアメリカ・サンフランシスコの地名で、オフに行っていた心身共に助けられた場所。肩の力が抜けていて、それでいておしゃれで、食べ物も美味しくて、海もあって…自分の好きなものが詰まっている場所なんです。“ゆるくて、抜けていて、綺麗に見える”、そんなブランドのイメージに合う名前を考えていたとき、ふとOUTERSUNSETが思い浮かび、なんかいいなって。元々ブランドを始めたときから洋服だけではなく、食器も含めてライフスタイルを提案していきたいと考えていたので、“好き”のすべてがあるブランドになれば、という願いも込めて」

OUTERSUNSET。その響きには、ナチュラルな心地よさがあり、主張しすぎないけれど余韻が残る感覚は、大切にしているブランドのイメージそのもの。

いくら着飾っても意志がないとスタイルにならない。“好き”の積み重ねが自分らしさになっていく。ブランドの根底にあるのは、そんな彼女のスタンス。ディレクションする上で、“知らないことがない”ことが大切だとか。

「作るアイテムひとつひとつに意味を持たせたいし、責任を持ちたい。なぜ作ったのか、どこにこだわっているのか…、それをきちんと語れること、伝えられることがディレクターである私の役目だと思っています。そういう背景って、服から透けて見えてしまうものだから。正直で説得力のあるブランドでありたいなと思っているんです。例えば、生地を選ぶとき。機能性の高いものよりも、気軽に洗えないけれど絶対に素敵な仕上がりになると想像できれば、迷わずそちらを選びます。“不自由な素敵さ“がファッションにはあっていいと思うし、すべてにパーフェクトなものより、ちょっと弱点があったり、ダメなところがあるけど、それを超越した魅力があるものの方が愛せるときもあると信じているので。自分の目で見て、本当にいいと思ったものを選びたいし、作りたい」

作り手としてブランドに携わると、段々自分がどう見えるかよりも、自分が作った服を着た人がどんな顔をするだろうと想像する方が楽しくなっていったと嬉しそうに語る。どんな風にOUTERSUNSETを受け入れられたら素敵だと考えているのだろう?

「着ることで自信を持ってもらえたり、気分が上がってもらえたらいいですね。年齢で区切ることなく、誰にでもさらっと着られるコレクションだと思うので、だからこそ色だったり、プリントだったり、ちょっとした挑戦をして欲しいと思います。私の中にも、もっとこうしたいという想いが常にあって、トライしたいし、いい意味で欲があるので、半歩先の何かを提案しながら、お客さまと一緒に少しずつ成長していけたら嬉しいです」

作り手と着る人を結ぶ接点として、青山のアトリエをオープンしたのが1年前。内装から家具、ディスプレイ用の什器、そしてハンガーに至るまで、OUTERSUNSETの世界観を投影できるようにと選んだものばかり。気持ちのいい空間は、仕事場であり、ときにオープンアトリエとしてお客さまを迎えるコミュニケーションスペースでもある。

「ブランドをスタートしたときから、お客さまが服に触れられる場所を作ろうと決めていたんです。店舗というよりは、OUTERSUNSETを肌で感じられるアトリエ的な。実際に普段ここで作業をしているので、自分がもの作りをしている場所としての空気感をお客さまにも味わってもらえるかなと思い、あえて作る場所と店舗を一緒にしました。立地的にもメイン通りではなく、一本裏に入ったところにあるというのも気に入っています。服と一緒に大好きな作家さんの器を置いたり、セレクトした小物を並べたり…。新しい企画のアイディアが生まれる場所でもあります。ブランドの世界観をみなさんと分かちあえる、私にとって理想的なアトリエですね」

Photos: HAL KUZUYA
Text: SHIHO AMANO

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