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気になるあの人のMY OUTERSUNSET

#2
田中文江さん
(『FUMIE TANAKA』デザイナー)

2021.07.12

素敵なセンスの持ち主が、OUTERSUNSETの服をどんな風に着こなしているかをご紹介するテーマ。第2回は、2019年に自身の名前を冠したブランドをスタートとした、デザイナーの田中文江さん。お互い高め合える貴重な友人と語るえみりさんとの親交について、ご自身のブランド、そして服作りへの想い、スタイルへのこだわりなどを伺いました。

「えみりさんと出会ったのは4年前くらい。私が『THE Dallas』を手掛けていたときですね。何がきっかけだったか今では思い出せないほど、共通の友人もいたりして、自然な流れで会うようになった気がします。会って話すうちに、服に対しての情熱や考え方に共感するところが多くあって。似ているのかな? それでいて、自分にないところを気づかされるというか、教えてもらえる。大人になった今、自分をちゃんと見ていてくれて、意見を言ってくれる、そして刺激になる友人って、とても貴重だと思うんです。私にとって、えみりさんはそんな大切な存在ですね」

「THE Dallas」の前はメンズブランド、そしてグローバルな視点で新しいスタイルとカルチャーの融合をコンセプトにしたセレクトショップの立ち上げなど、今まで数多くのブランドに携わってきた田中さん。子どもの頃からファッションが好きで、必然的にデザイナーの道へ。

「小学生の頃、母が帯の縫い上げの内職をしていて、その生地の美しさにはっとしたのを覚えています。当時の友人のお母さんが私に服を作ってくれたのも、ファッションに興味を持ったきっかけですね。服を作ってもらったことがすごく嬉しくって。自分でも服って作れるんだと知って、実際に自分で作った服を着て学校へ行きました。たくさん持っていたリカちゃん人形の服も手作り(笑)。中学生の頃にはファッション雑誌にスタイリングを応募したりして。その後も、しっかり絵を学びたかったので美術系の高校を選び、ファッションの専門学校に進みました。専門学生時代も、自分の服や、コンテストに応募するための作品など、服作りに没頭する日々でしたね。卒業後は、アパレル会社に就職しました。そこで仕事の基礎を学べたことは、今でも役に立っていると思います」



東京にベースを移し、次のステップとして海外のカルチャーを見たいという想いから、セレクトショップの立ち上げメンバーに。その後、結婚や出産などでブレイクをとりながらも、やっぱりデザイナーを続けたいと復帰。

「フリーランスでデザイナーをしていたんですが、2人目を出産したあと、メンズブランドをスタートしました。そして、自分が作りたいものを発信したいと2016年に『THE Dallas』をローンチしたんです。そのときもフリーのお仕事は並行して続けていたんですが、私には、それがちょうどいいバランスだったみたいです。それから3年経って、『FUMIE TANAKA』にシフト。もっと正直に服作りをしていきたいと強く思ったタイミングで、それで自分の名前をブランド名にしました。だから、今のコレクションは自分が本当に着たいかどうかが基準になっていますね」

つねに自分が着たいかどうか、デザイナーとして日々シビアにジャッジしている田中さんが今日選んだのは、OUTERSUNSETのコットン×リネンのワンピース。小物使いで彼女流にアレンジしてくれた着こなしは、さすがの一言。ご自身のスタイルについてのこだわりを伺うと。

「365日毎日違うコーディネートをすること。同じスタイリングはしないですね。“今着たい”という気分を大切にしているので、好きなテイストもこれとは決めず自由に着ます。服を選ぶ基準もちょっとマニアックかも(笑)。裏の仕様が美しいとか、サイズが合わなくても刺しゅうが素敵とか。特に古着には目がなくて。今日も、那須で買った古着のレザーベストを合わせてみました」

「OUTERSUNSETではワンピースを選ぶことが多いですね。このワンピースは、肉厚な素材感と少しオーバーなサイズ、それと袖のディテールが好き。もともとビンテージ好きなので、ドレッシーになりすぎないナチュラルな雰囲気も合わせやすくて気に入ってます。ただ、ナチュラルをナチュラルなまま着たくないというか、ラフに着ていると思われたくないんです。実際は着ていて楽なんですけどね(笑)。だから今日はベストとアクセサリーのレイヤードで、自分なりのフィルターでピリッと仕上げてみました。足元は決めすぎないようにフラットで抜け感を」

「シンプルな無地のワンピースなので、次はピンクやグリーンのようなきれいな色のスカーフをターバンにして巻いたりとか、スタイリングのイメージが膨らみます。OUTERSUNSETの服は、おしゃれなのに日常に溶け込める服というのが魅力だと思うんです。ライフスタイルにマッチするというか、シーンが見えるというか。自分が作る服にはないものがある、それが惹かれる一番の理由なのかも」

PROFILE/田中文江
大手アパレル会社のデザイナーを経て、独立。フリーランスのデザイナーとして多くのブランドに携わりながら、自身の会社を設立。2016年に「THE Dallas」、2019年に自身の名前を冠したブランド「FUMIE TANAKA」をスタート。

Photos: HAL KUZUYA
Text: SHIHO AMANO

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